名古屋市の不動産弁護士の家賃滞納,建物明渡,相続のご相談|愛知県岡崎市

賃貸物件のオーナー会社D様

D様が所有する賃貸物件がありました。

その一室を賃借人のEさんに、月々の賃料5万5,000円、共益費5,000円で賃貸していました。

しかし、Eさんは失業してしまいました。その後は職を転々としておりました。

Fさんは月によって、家賃を支払えたり、支払えなかったりするような状態になりました。

次第に、滞納が増え、約１年分近くになってしまいました。

D様からご相談を受け、Eさんと連帯保証人であるEさんの父に、

• 滞納分の請求
• 1週間以内に滞納分を支払わない場合は賃貸借契約を解除する旨

を、内容証明郵便で催告しました。

しかし、Eさんとその父は支払いませんでした。

そこで建物の明渡と滞納料の支払を求めて、訴訟を提起しました。

Eさんの父から、当事務所に電話があり、「年金生活者である」とのお話がありました。

裁判の期日には出頭いただくよう求めました。

第2回期日でEさん、Eさんの父と、建物の明渡および滞納賃料の分割払いについての裁判上の和解が成立しました。

建物の明渡、滞納賃料の分割のいずれも違約の場合、ペナルティを課す条項をつけました。

Eさんは期日までに建物を明渡し、未払い料金もEさん、Eさんの父から分割払いで回収することができました。